Q. ダクトを作図すると「×」マークが表示されたり、スパイラルダクトの継手間に短管が入る

Q. ダクトを作図すると「×」マークが表示されたり、スパイラルダクトの継手間に短管が入る


A. ダクトの作図規則を変更します

ダクトの最短長さ、スパイラルダクトの差込み代や開口の大きさのチェックの有無をダクトの作図規則で設定します。これらの設定に合わせ、ルートの長さが設定に満たない場合や枝管の接合部の大きさが主管より大きい箇所に「×」マークを表示します。また、スパイラルダクトのルート作図時や移動の際、継手間に設定を満たす直管が入るように補正されます。

[表示]タブ-[図面表現]の[ダクト]-[作図規則]を開きます。

▼最短長さ(矩形ダクト・円形ダクト・スパイラルダクト)
直管の加工可能な最短長さを設定します。設定した最短長さより短い場合、「×」マークを表示します。
最短長さの数値を「0」にすると「×」マークが表示されなくなります。

▼スパイラルダクトの差込代チェック
チェックが入っていると、スパイラルダクト作図時に、差込み代を考慮した禁則処理で「×」マークを表示します。
チェックを外すと、禁則処理を行いません。


補足説明
差込代チェックはスパイラルダクトの両端の継手の差込み代が考慮されます。
例えば、エルボと差込継手の間にあるスパイラルダクトの場合は、両方の差込み代を合計した値以上の長さがなければ「×」マークが表示されます。


差込み代は継手のプロパティで確認と編集ができます。

補足説明
スパイラルダクトを作図や移動する際は、「最短長さ」と「スパイラルダクトの差込代チェック」の設定によって継手間のスパイラルダクトの長さに補正がかかります。
「最短長さ」を「0mm」、「スパイラルダクトの差込代チェック」を外すと、継手間に短管を入れずに作図や移動ができます。

▼開口のチェック
チェックが入っていると、枝管が主管のサイズより大きい場合に「×」マークを表示します。
この際、[開口の余長]で設定した値を、枝管サイズに余長として加算し、チェックします。

補足説明
[設定]-[図面の初期値]タブ-[図面の表現]-[ダクト]-[作図規則]で新規図面の作図規則の設定が行えます。
[図面の初期値]で設定した内容は、[図面表現]の[設定の読み込み・保存]-「[図面の初期値]から読み込む」で既存の図面に反映できます。


補足説明
作図規則を変更せずに「×」マークを非表示にしたい場合は、[「×」マークの表示/非表示]をクリックしてオフに切り替えます。
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